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2023年9月28日

2023年度(令和5年度)秋季特別展の開催について

福山城博物館(福山城天守内)では下記の通り秋季特別展を開催します。
今年は福山藩阿部家7代藩主、正弘(まさひろ)と黒船来航・日米和親条約をテーマとし
日本が開国していく様子をご紹介します。
多くのお客様のお越しをお待ちしております。

1:タイトル
2023年度(令和5年度)福山城博物館秋季特別展
幕末、激動の福山藩~その序~「阿部正弘と日本開国―黒船来航―」

 

2:期間
2023年(令和5年)9月30日(土)~11月19日(日)
福山城博物館:9時00分開館 17時閉館
月曜日休館・ただし月曜日が祝日の場合翌火曜日休館
10月24日(火)から後期展示

 
左:阿部正弘公肖像画 五姓田芳柳筆(福山誠之館同窓会蔵)
右:ペリー提督肖像 W.ハイネ画 守屋壽コレクション
(ふくやま草戸千軒ミュージアム(広島県立歴史博物館)蔵)

3:会場
福山城博物館1階・2階企画展示室(広島県福山市丸之内一丁目8番)

 

4:入館料
福山城博物館700円(560円) 高校生以下無料

( )は20名以上の団体料金

 

5:概要

福山藩阿部家7代藩主、正弘は文政2年(1819年)江戸で生まれます。
天保7年(1836)に家督を継ぐと、そこから奏者番・寺社奉行・
そして天保14年(1843年)25歳で老中、ほどなくして老中首座となります。
正弘の人生において大きなターニングポイントを迎えたのが嘉永6年(1853年)、
米国マシュー・ペリーの来日、黒船の来航です。
フィルモア大統領の国書を携え、開国を求めてきたペリーに対して、
鎖国政策を貫いてきた幕府はその方針について岐路に立たされるのです。

老中首座としてこの難局を乗り切るため正弘は、島津斉彬・徳川斉昭・勝海舟・佐久間象山等、
身分に関わらず取り立てるなど、それまでの幕政では見られない新進気鋭の新風を巻き起こしました。
この結果、多くのアジア諸国が植民地となる中、平和的に日米和親条約を締結し、明治維新への足掛かりを築きます。
この度は、そうした阿部正弘の事蹟と黒船来航に関して、約80点の資料を元に紹介します。

 
左:黒船(サスケハナ号)模型ヌマジ交通ミュージアム(広島市交通科学館)蔵
右:ペリー提督日本遠征記巻中より ペリー横浜上陸の図
一般社団法人蟲喰鷹ノ羽蔵(福山市歴史資料室寄託)

6:主催
(公財)ふくやま芸術文化財団 福山城博物館・福山市・中国新聞備後本社

 

7:後援
福山市文化財協会・NHK広島放送局・中国放送・広島テレビ
広島ホームテレビ・テレビ新広島・広島エフエム放送・エフエムふくやま
尾道エフエム放送・福山城博物館友の会

 

8:関連行事

  • 特別展開催記念講演会「阿部正弘の外交と内政」

10月9日(月・祝)13時30分~(13時00分開場)

ふくやま草戸千軒ミュージアム(広島県立歴史博物館)講堂

三谷 博氏(東洋文庫研究員・東京大学名誉教授)

参加費無料(ただし先着150名)

 

  • 担当学芸員によるギャラリートーク

10月1日(日)・15日(日)・11月5日(日)いずれも13時30分から

参加費無料(別途要入館料)

 
左:水戸烈公肖像(京都大学附属図書館蔵)※前期展示
右:徳川家慶所用 縹絲素掛威具足(久能山東照宮博物館蔵)